〜 オパールについて 〜
フラッシュファイヤーオパール店で扱っている
オパールについてご説明します。
当店では主に下記のオパールを販売しています。
・オーストラリア産 ブラックオパール
・オーストラリア産 ボルダーオパール
・オーストラリア産 ホワイトオパール
・エチオピア産 ウェロオパール
当店で扱っているオパールは、全て天然石です。
産地から直接仕入れた原石を、カット、研磨しております。
人工的な処理(張り合わせ:ダブレットやトリプレット、着色等)
は一切行っておりません。
一つ一つを手作りしておりますので、全く同じオパールというのはありません。
色は青、緑、ターコイズ、ゴールド、オレンジ、赤等、あらゆる色が存在し、
またその配色パターンは無限にあります。
この点が色石の興味深いところです。
そして、独特の遊色効果(プレイ オブ カラー:色の遊び)が
何といってもオパールの魅力です。
遊色効果とは、ルースの見る角度や光の当たり方によって色合いが変化することです。
一つのルースで、複数の色合いが楽しめるのは楽しいです。
オパールの主成分は、二酸化ケイ素(別名 シリカ)です。
堆積岩や火成岩の乾燥した地層の割れ目や隙間に、
ケイ酸を含んだ雨や地下の熱水が入りこんだ状態で、
ケイ素の粒子の積み重なりが固まって出来たものです。
オパールは珍しく結晶構造を持たない鉱物で、また唯一水分を含む宝石です。
このショップに掲載しております画像は、
25ワットの通常のライトの下で撮影したものです。
みなさまが室内で見る時の状態を基本としております。
自然光の下で見る場合は、よりも明るく、
色合いや輝きが増して見えると思います。
次に、それぞれのオパールについてご説明いたします。
原石は白っぽい砂に覆われています。
裏側に、黒ー灰色の母岩を残しているルースもありますし、
母岩を全てカットし、両面ともに美しいルースもあります。
当店では、地色が黒いものをブラックオパール、
濃い灰色のものをセミブラックオパール、
薄い灰色のものをダークオパールと表示しております。
商品のカテゴリーとしましては、全てブラックオパールに区分しております。
また、オパール層の厚い塊状の原石からカットされる高品質のオパールは、
ノビーオパールと表示し、オパール層の薄い層状(シーム)の原石から
カットされたものと区別しています。
色は、紫→青→緑→ゴールド→オレンジ→赤の順で、希少価値が高くなっていきます。
オーストラリア産のオパールは、ケイ素が少しずつ堆積して出来た、
堆積性のオパールです。
ジュラ紀から白亜紀(約2億年〜6500万年前)にかけて形成された堆積岩や、
樹木、動物の骨や貝殻の間等に入り込み、長い時間をかけ、約6千万年前に
形成されたと言われています。
1?のオパールが形成されるのに、500〜600万年もの年月を要するそうです。
正に奇跡の宝石です!
宝石級のブラックオパールのほとんどは、オーストラリアのライトニングリッジで
産出されます。
残念ながら、ライトニングリッジの鉱床は、近年産出量が激減し、
現在は事実上枯渇状態と言われています。
その為、原石の価格は上昇する一方で、高品質のブラックオパールは
入手が難しくなっております。
オーストラリア産 ボルダーオパール
産地:オーストラリア クイーンズランド、コロイト
鉄鉱石の隙間に形成されたオパールです。
母岩はこげ茶色、茶色です。
ルースの表面は、でこぼこしているものが多いです。
色は、ブラックオパール同様、
紫→青→緑→ゴールド→オレンジ→赤の順で、希少価値が高くなっていきます。
当店では、下記のような色々な種類のボルダーオパールも扱っております。
・マトリクスオパール(コロイト産)
母岩中にオパール層が細かく入り込み、網目のような模様を描いたもの
・ナッツオパール
原石の形がナッツに似ているもの
・珪化木オパール(ウッドオパール)
樹木の細胞間にケイ酸を含んだ水が入り込み、オパール化したもの
ボルダーオパールも、ブラックオパール同様、長い年月をかけて形成される
堆積性のオパールです。
また、ボルダーオパールも、近年採掘量が減少してきてはおりますが、
またブラックオパールほど深刻な状況ではないようです。
オーストラリア産 ホワイトオパール
産地:オーストラリア クーパーペディ、ミンタビ
白っぽい地色をもつオパールです。
詳細には、白色、乳白色、黄色がかった白、半透明な白色などの地色が見られます。
耀きは、ブラックオパールやボルダーオパールのような強烈さはありませんが、
優しいエレガントな雰囲気を持ちます。
当店では、下記のような珍しい化石オパールも販売しております。
・シェルオパール
貝の化石がオパール化したもの
・べレムナイト
ジュラ紀〜白亜紀に生息していた巨大なイカのような軟体動物の
足の一部が化石化/オパール化したもの。
この形状からパイプオパールとも呼ばれます。
ホワイトオパールも、長い年月をかけて形成される堆積性のオパールです。
産出量は多く、日本でもとても一般的なオパールです。
エチオピア産 ウェロオパール
産地:エチオピア ウェロ地区
透明感のある無色、白、はちみつ色、オレンジ色の地色に、
華やかで鮮明な遊色効果を持つオパールです。
エチオピア産オパールは、オーストラリア産オパールに比較して、
かなり歴史の浅いオパールです。
エチオピアで採られるようになったのは、2000年代に入ってからで、
大量に流通し始めたのは2006年頃からのことです。
そして2013年1月に、エチオピア政府から、原石のままでの輸出禁止令が出され、
一時期流通量が激減しました。
この法令はその後解除され、現在では流通量もかなり増え、
人気もどんどん上昇しています。
エチオピア産のオパールは、火山性のオパールです。
火山活動の影響によって高温で比較的短い年数で形成されたものです。
堆積性のオーストラリア産と比べて含有水分が多い為、
構造的に不安定で乾燥によるひび割れを起こしやすいという特徴があります。
また、吸水性が高く、液体に浸けると液体を吸込み透明になる、
ハイドロフェンと呼ばれる特徴を持つものもあります。
このような難点はありますが、オーストラリア産オパールとは異なる魅力があります。
取り扱いに気を付けることで、この情熱的な輝きと透明感のある魅惑的な輝きを、
長く楽しむことは出来ます。
産出量が激減し価格が上昇しているオーストラリア産ブラックオパールと比べ、
同程度の品質のエチオピア産オパールをかなり割安に入手できることも大きな魅力です。
当店で販売していますエチオピア産ウェロオパールは全て、カット、研磨後、
最低1年間、(高額のものは3年間)店頭に出さず、保管してその安定性を確認しています。
1年間の観察期間中、不安定なオパールのほとんどは、研磨後の乾燥段階である数日内で
ひび割れを起こします。その後、不合格になる個数はかなり限定的です。
フラッシュファイヤーオパール店で扱っている
オパールについてご説明します。
当店では主に下記のオパールを販売しています。
・オーストラリア産 ブラックオパール
・オーストラリア産 ボルダーオパール
・オーストラリア産 ホワイトオパール
・エチオピア産 ウェロオパール
当店で扱っているオパールは、全て天然石です。
産地から直接仕入れた原石を、カット、研磨しております。
人工的な処理(張り合わせ:ダブレットやトリプレット、着色等)
は一切行っておりません。
一つ一つを手作りしておりますので、全く同じオパールというのはありません。
色は青、緑、ターコイズ、ゴールド、オレンジ、赤等、あらゆる色が存在し、
またその配色パターンは無限にあります。
この点が色石の興味深いところです。
そして、独特の遊色効果(プレイ オブ カラー:色の遊び)が
何といってもオパールの魅力です。
遊色効果とは、ルースの見る角度や光の当たり方によって色合いが変化することです。
一つのルースで、複数の色合いが楽しめるのは楽しいです。
オパールの主成分は、二酸化ケイ素(別名 シリカ)です。
堆積岩や火成岩の乾燥した地層の割れ目や隙間に、
ケイ酸を含んだ雨や地下の熱水が入りこんだ状態で、
ケイ素の粒子の積み重なりが固まって出来たものです。
オパールは珍しく結晶構造を持たない鉱物で、また唯一水分を含む宝石です。
このショップに掲載しております画像は、
25ワットの通常のライトの下で撮影したものです。
みなさまが室内で見る時の状態を基本としております。
自然光の下で見る場合は、よりも明るく、
色合いや輝きが増して見えると思います。
次に、それぞれのオパールについてご説明いたします。
オーストラリア産 ブラックオパール
産地:オーストラリア ライトニングリッジ
地色が黒−灰色のオパールです。原石は白っぽい砂に覆われています。
裏側に、黒ー灰色の母岩を残しているルースもありますし、
母岩を全てカットし、両面ともに美しいルースもあります。
当店では、地色が黒いものをブラックオパール、
濃い灰色のものをセミブラックオパール、
薄い灰色のものをダークオパールと表示しております。
商品のカテゴリーとしましては、全てブラックオパールに区分しております。
また、オパール層の厚い塊状の原石からカットされる高品質のオパールは、
ノビーオパールと表示し、オパール層の薄い層状(シーム)の原石から
カットされたものと区別しています。
色は、紫→青→緑→ゴールド→オレンジ→赤の順で、希少価値が高くなっていきます。
オーストラリア産のオパールは、ケイ素が少しずつ堆積して出来た、
堆積性のオパールです。
ジュラ紀から白亜紀(約2億年〜6500万年前)にかけて形成された堆積岩や、
樹木、動物の骨や貝殻の間等に入り込み、長い時間をかけ、約6千万年前に
形成されたと言われています。
1?のオパールが形成されるのに、500〜600万年もの年月を要するそうです。
正に奇跡の宝石です!
宝石級のブラックオパールのほとんどは、オーストラリアのライトニングリッジで
産出されます。
残念ながら、ライトニングリッジの鉱床は、近年産出量が激減し、
現在は事実上枯渇状態と言われています。
その為、原石の価格は上昇する一方で、高品質のブラックオパールは
入手が難しくなっております。
オーストラリア産 ボルダーオパール
産地:オーストラリア クイーンズランド、コロイト
鉄鉱石の隙間に形成されたオパールです。
母岩はこげ茶色、茶色です。
ルースの表面は、でこぼこしているものが多いです。
色は、ブラックオパール同様、
紫→青→緑→ゴールド→オレンジ→赤の順で、希少価値が高くなっていきます。
当店では、下記のような色々な種類のボルダーオパールも扱っております。
・マトリクスオパール(コロイト産)
母岩中にオパール層が細かく入り込み、網目のような模様を描いたもの
・ナッツオパール
原石の形がナッツに似ているもの
・珪化木オパール(ウッドオパール)
樹木の細胞間にケイ酸を含んだ水が入り込み、オパール化したもの
ボルダーオパールも、ブラックオパール同様、長い年月をかけて形成される
堆積性のオパールです。
また、ボルダーオパールも、近年採掘量が減少してきてはおりますが、
またブラックオパールほど深刻な状況ではないようです。
オーストラリア産 ホワイトオパール
産地:オーストラリア クーパーペディ、ミンタビ
白っぽい地色をもつオパールです。
詳細には、白色、乳白色、黄色がかった白、半透明な白色などの地色が見られます。
耀きは、ブラックオパールやボルダーオパールのような強烈さはありませんが、
優しいエレガントな雰囲気を持ちます。
当店では、下記のような珍しい化石オパールも販売しております。
・シェルオパール
貝の化石がオパール化したもの
・べレムナイト
ジュラ紀〜白亜紀に生息していた巨大なイカのような軟体動物の
足の一部が化石化/オパール化したもの。
この形状からパイプオパールとも呼ばれます。
ホワイトオパールも、長い年月をかけて形成される堆積性のオパールです。
産出量は多く、日本でもとても一般的なオパールです。
エチオピア産 ウェロオパール
産地:エチオピア ウェロ地区
透明感のある無色、白、はちみつ色、オレンジ色の地色に、
華やかで鮮明な遊色効果を持つオパールです。
エチオピア産オパールは、オーストラリア産オパールに比較して、
かなり歴史の浅いオパールです。
エチオピアで採られるようになったのは、2000年代に入ってからで、
大量に流通し始めたのは2006年頃からのことです。
そして2013年1月に、エチオピア政府から、原石のままでの輸出禁止令が出され、
一時期流通量が激減しました。
この法令はその後解除され、現在では流通量もかなり増え、
人気もどんどん上昇しています。
エチオピア産のオパールは、火山性のオパールです。
火山活動の影響によって高温で比較的短い年数で形成されたものです。
堆積性のオーストラリア産と比べて含有水分が多い為、
構造的に不安定で乾燥によるひび割れを起こしやすいという特徴があります。
また、吸水性が高く、液体に浸けると液体を吸込み透明になる、
ハイドロフェンと呼ばれる特徴を持つものもあります。
このような難点はありますが、オーストラリア産オパールとは異なる魅力があります。
取り扱いに気を付けることで、この情熱的な輝きと透明感のある魅惑的な輝きを、
長く楽しむことは出来ます。
産出量が激減し価格が上昇しているオーストラリア産ブラックオパールと比べ、
同程度の品質のエチオピア産オパールをかなり割安に入手できることも大きな魅力です。
当店で販売していますエチオピア産ウェロオパールは全て、カット、研磨後、
最低1年間、(高額のものは3年間)店頭に出さず、保管してその安定性を確認しています。
1年間の観察期間中、不安定なオパールのほとんどは、研磨後の乾燥段階である数日内で
ひび割れを起こします。その後、不合格になる個数はかなり限定的です。